強相関電子系物質や低次元物質(遷移金属酸化物、遷移金属錯体、有機分子性結晶等)において、 強い電子相関や電子構造の低次元性に起因する新しい光物性・光機能性を開拓する


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 ■ 岡本研究室の学生の受賞一覧


ニュース


2024-03 M2の山本真毅君が、物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)を
     ダブル受賞しました。  2023-10  宮本辰也助教、尤仕佳さんらの“一次元モット絶縁体における励起子の量子干渉による
     テラヘルツ放射”に関する研究成果(Nature Communications (2023))が、
     東京大学からプレスリリースされました。
2023-07 物性研の森初果教授研究室との共同研究による "室温以上で金属化する高伝導オリゴマー型
     有機伝導体の開発"に関する研究成果(Journal of the American Chemical Society (2023))
     が、東京大学、分子科学研究所、科学技術振興機構(JST)から共同でプレスリリースされました。
2023-02 宮本辰也助教が、第39回井上研究奨励賞を受賞しました。
2022-12 日本物理学会(JPS)のJPS Hot Topics欄に、貴田、宮本、岡本による
      日本物理学会欧文誌(JPSJ)の招待論文に関する紹介動画
     “Terahertz Radiation as a Tool for Exploring Material Properties” が掲載されました。
2022-09 M2の郭紫荊さんが、物質系専攻修士論文優秀賞を受賞しました。
2021-11 森本剛史君(研究当時D3)、宮本辰也助教らの“中赤外パルスによる分子内振動励起を用いた
     電子状態転換”に関する研究成果(Physical Review Research (2021))が、 東京大学から
     プレスリリースされました。
2021-09 科学研究費補助金基盤研究(S)「高強度テラヘルツ・中赤外パルスによる強相関系の超高速
     量子相転移の開拓」(研究代表者 岡本 博教授)が始まりました。
2021-03 M2の山川貴士君が、物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
     しました。
2021-02 山川大路君(研究当時D3)、宮本辰也助教らの“テラヘルツパルスによる強誘電性電荷秩序状態の
     超高速生成”に 関する研究成果(Nature Communications (2021))が、東京大学、分子科学研究
     所、科学技術振興機構(JST)から共同でプレスリリースされました。
     本論文は、Nature Communications 誌のFocus欄で紹介されました。
2020-03 M2の北尾貴之君が、物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
     しました。
2019-12 CREST岡本教授チームの“1次元モット絶縁体の光励起状態を精密計算するための電荷モデルの開発”
     に関する研究成果(Physical Review B (2019))が、科学技術振興機構(JST)から
     プレスリリースされました。
2019-12 新領域創成科学研究科の竹谷純一教授・岡本敏宏准教授研究室との共同研究による“導電性高分子に
     熱起電力が生成する機構の解明”に関する研究成果(Physical Review B: rapid communications
     (2019))が、東京大学からプレスリリースされました。
2019-11 工学系研究科の鹿野田一司教授研究室との共同研究による“トポロジカル励起による新たな 電気伝導
     機構の解明”に関する研究成果(Science Advances (2019))が、東京大学、理化学研究所から
     共同でプレスリリースされました。
2019-11 宮本辰也助教らの“強相関一次元物質における励起子分子の発見”に関する研究成果
    (Communications Physics (2019))が、 東京理科大学、科学技術振興機構(JST)から共同で
     プレスリリースされました。 また、この研究成果が科学新聞に取り上げられました。
2019-10 宮本辰也助教らの“有機半導体微結晶試料のテラヘルツスペクトルからの物質固有のキャリア移動度の
     評価”に 関する研究成果(Applied Physics Letters (2019))が、東京大学、産業技術総合研究所
     から共同でプレスリリースされました。
2019-06 寺重翼研究員、宮本辰也助教らの“モット絶縁体における反強磁性交換相互作用に起因するダブロン
     ―ホロン引力の発見”に関する研究成果(Science Advances (2019))が、東京大学、東京工業
     大学、東京理科大学、科学技術振興機構(JST)から共同でプレスリリースされました。
2019-03 岡本 博教授がアメリカ物理学会のOutstanding refereeに選出されました。
2019-03 M1の北尾貴之君が、日本物理学会領域7学生優秀発表賞を受賞しました。
2019-03 D3の森本剛史君が、新領域創成科学研究科長賞(博士)を受賞しました。
2019-03 D3の森本剛史君が、リーディング大学院 「東京大学 統合物質科学リーダー養成プログラム
     MERIT」において特に優秀な活動を実施した学生に贈られる"MERIT Award"を受賞しました。
2019-03 工学系研究科の大矢忍准教授研究室、田中雅明教授研究室との共同研究による“強磁性体微粒子からの
     巨大テラヘルツ応答”に関する研究成果(Applied Physics Letters (2019))が、UTOKYO FOCUS
     で紹介されました。
2019-02 M2の水井誠君が、田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)を受賞しました。
2018-12 工学系研究科の鹿野田一司教授研究室との共同研究による“強誘電体から発現するトポロジカルな
     スピン励起”に関する研究成果が、東京大学、理化学研究所から共同でプレスリリースされました。
2018-09 宮本辰也助教らの“極短レーザーパルス(時間幅7 fs)を用いた銅酸化物のスピンダイナミクスの
     検出”に関する研究成果(Nature Communications (2018))が、 東京大学、東北大学、科学技術
     振興機構(JST)から共同でプレスリリースされました。
2018-09 M2の浅田和規君が、日本物理学会領域7学生優秀発表賞を受賞しました。
2018-03 M2の園直樹君が、物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
     しました。 
2018-03 D3の山川大路君が、新領域創成科学研究科長賞(博士)を受賞しました。
2017-09 D3の山川大路君が、2017年日本物理学会領域7優秀ポスター賞を受賞しました。
2017-08 D3の山川大路君らの“高強度テラヘルツ電場パルスによる絶縁体-金属転移”に関する研究成果
    (Nature Materials (2017))が、東京大学、分子科学研究所、科学技術振興機構(JST)から
     共同でプレスリリースされました。
2017-06 D2の森本剛史君が、6th international conferences on photoinduced phase transitions
     (PIPT6)において、BEST POSTER AWARDを受賞しました。
2017-03 宮本辰也助教らの“有機強誘電体の光による高速分極制御”に関する研究成果
    (Phys. Rev. Lett. 118, 107404(2017))が、科学技術振興機構(JST)、高エネルギー物理学研究所
     (KEK)から共同でプレスリリースされました。
2017-03 D3の寺重翼君が、リーディング大学院 「東京大学 統合物質科学リーダー養成プログラム 
     MERIT」において特に優秀な活動を実施した学生に贈られる"MERIT Award"を受賞しました。
2017-03 D1の森本剛史君の分子性結晶の高速分極スイッチに関する論文
     (Phys.Rev.Lett.118,107602(2017)が、米国物理学会PhysicsのFocus に取り上げられました。
2016-10 科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)の研究プロジェクト
    “強相関系における光・電場応答の時分割計測と非摂動型解析”(研究代表者 岡本 博)が
     開始されました。
2016-09 産総研・東大先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリの研究プロジェクト
    “先端オペランド分光計測を基盤とした高性能ウェアラブルデバイスの開発”が開始されました。
2016-03 M2の森本剛史君が物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
     しました。
2015-03 M2の木下雄斗君が物質系専攻修士論文優秀賞を受賞しました。
2014-12 貴田徳明准教授がアメリカ物理学会のOutstanding refereeに選出されました。
2014-08 D1の寺重翼君がECRY2014において、ポスター賞を受賞しました。
2014-03 M2の寺重翼君が田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)を受賞しました。
2013-03 貴田徳明准教授が第7回(2013年)日本物理学会若手奨励賞受賞
2013-03 M2の五月女真人君が物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
     しました。
2013-03 M2の木下雄斗君が物理工学科優秀卒業論文賞を受賞しました。
2012-03 D3の上村紘崇君が新領域創成科学研究科長賞(博士)を受賞しました。
2012-03 B4の武田遼太郎君が物理工学科優秀卒業論文賞を受賞しました。
2011-03 D3の松井弘之君が新領域創成科学研究科長賞(博士)を受賞しました。
2011-03 M2の浜本貴紀君が物質系専攻修士論文優秀賞を受賞しました。
2011-03 B4の五月女真人君が工学部部長賞と物理工学科優秀卒業論文賞をダブル受賞しました。
2010-05 貴田徳明 准教授が着任されました。
2009-03 M2の上村紘崇君が物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
     しました。
2008-11 岡本研究室の「モット絶縁体の光キャリアダイナミクス」に関する研究が科学新聞の科学技術総合欄に取り上げられました。
2008-11 岡本研究室の論文が日本物理学会欧文誌の注目論文に選出(Papers of Editors’ Choice)
2008-03 木村和輝君が物質系専攻修士論文優秀賞と田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)をダブル受賞
2008-02 岡本博教授が平成19年度第24回井上学術賞を受賞
2007-03 M2の田尾祥一君が田中昭二賞(物理工学優秀修士論文賞)を受賞しました。
2006-12 岡本研究室の論文が日本物理学会欧文誌の注目論文に選出(Papers of Editors’ Choice)
2006-08 岡本博教授らの論文が日本物理学会欧文誌の注目論文に選出(Papers of Editors’ Choice)
2006-07 岡本研究室のカーボンナノチューブに関する研究が日刊工業新聞の先端技術欄に取り上げられました。

研究Topics

2024-03 高伝導化した有機ポリマー(PEDOT:PSS)薄膜において、テラヘルツから紫外域に亘る広帯域の複素光学伝導度スペクトルを測定・解析することにより、そのバンド伝導を初めて実証しました。
Z. Guo, T. Sato, et al., Communications Materials 5, 26 (2024)

2024-02 中赤外パルス励起によって、分子内振動と同期して電荷とスピンが周期的に変調されるフロッケ状態を生成することにより、スピンパイエルス相を部分的に融解することに成功しました。
D. Sakai, T. Yamakawa, R. Ikeda, T. Miyamoto, et al., Communications Physics 7, 40 (2024)

2023-10 一次元モット絶縁体において、励起子の量子干渉を使うことにより、周波数・位相・振幅が制御可能なテラヘルツ波の発生に成功しました。
T. Miyamoto, S. You, et al., Nature Communications 14, 6229 (2023)

2023-09 一次元モット絶縁体において、中赤外パルス励起ーサブサイクル分光を用いて励起子フロッケ状態の観測に初めて成功しました。
T. Yamakawa, D. Sakai et al., New J. Phys. 25, 093044 (2023)

2023-02 約3 MV/cmの電場振幅を持つ高強度テラヘルツパルスにより、一次元モット絶縁体である分子性結晶を金属に転換することに成功しました。金属化の効率が、ギャップを超える光で励起した場合よりも数倍大きいことを明らかにしました。
N. Takamura, T. Miyamoto, et al., Phys. Rev. B 107, 085147 (2023)

2022-03 スピンパイエルス相にある有機一次元系において、フォノンドレストフロッケ状態の観測に世界に先駆けて成功しました。
Sono, T. Kitao, T. Yamakawa, T. Miyamoto, et al., Communications Physics 5, 72 (2022)

2022-01 励起子絶縁体Ta2NiSe5の光誘起金属化の機構を、赤外過渡反射スペクトルの測定により明らかにしました。
T. Miyamoto, M. Mizui, et al., J. Phys. Soc. Jpn. 91, 023701:1-5 (2022)

2021-11 位相固定中赤外パルスによる分子内振動励起を用いて、有機分子性固体のイオン性-中性転移を誘起することに世界に先駆けて成功しました。
T. Morimoto, N. Sono, T. Miyamoto, et al., Phys. Rev. Research 3, L042028: 1-7 (2021)

2021-11 有機強相関一次元系(TMTTF)2PF6において、高強度テラヘルツ電場パルスで誘起される分極変調を観測するとともにその変化を反映する光学スペクトルの詳細な解析に成功しました。
K. Asada, T. Miyamoto, H. Yamakawa, et al., Phys. Rev. B, 104, 195148: 1-14 (2021)

2021-02 高強度テラヘルツ電場パルスを使って,有機ダイマーモット絶縁体を強誘電的な電荷秩序状態に転換することに成功しました。
H. Yamakawa, T. Miyamoto, T. Morimoto, N. Takamura, et al., Nature Communications 12, 953: 1-11 (2021)

2020-12 DFT計算によって有機半導体の電子格子相互作用を定量的に評価することに成功しました。
T. Otaki et al., Phys. Rev. B 102, 245201:1-17 (2020)

2020-03 光照射によって有機強誘電体の分極が高速に減少するとき、強いテラヘルツ電磁波が発生することを世界に先駆けて見出しました。
Y. Kinoshita, Y. Magasaki et al., Phys. Rev. Lett. 124, 057402:1-6 (2020)

2020-01 長時間に亘り位相が極めて安定した中赤外パルスの発生手法とその検出手法を開発しました。
T. Yamakawa, N. Sono, T. Kitao et al., AIP Advances 10, 025311:1-7 (2020)

2019-11 岡本教授が編集を担当した固体物理特集号“高強度テラヘルツ・赤外パルスが拓く非平衡物性”が出版されました。
固体物理 Vol.54, No.11 (2019)

2019-10 一次元モット絶縁体においてバイエキシトン(励起子分子)の観測に初めて成功しました。
T. Miyamoto, T. Kakizaki, T. Terashige et al., Communications Physics 2, 131:1-9 (2019)

2019-09 有機半導体の微結晶試料のテラヘルツスペクトルから物質固有のキャリア移動度を評価する手法を開発しました。
H. Yada, H. Sekine, T. Miyamoto et al., Appl. Phys. Lett. 115, 143301:1-5 (2019)

2019-06 二次元モット絶縁体において、正負のキャリア(ホロンとダブロン)の間に反強磁性交換相互作用に起因する引力が働くことを始めて実験的に実証しました。
T. Terashige, T. Miyamoto et al., Science Advances 5, eaav2187:1-8 (2019)

2018-10 水素結合型有機強誘電体クロコン酸において、テラヘルツ波によってπ電子波動関数を変化させることで、高速に分極を制御することに成功しました。
T. Miyamoto et al.,Sci. Rep. 8, 15014:1-8 (2018)

2018-10 時間幅7 fs の極短レーザーパルスを用いたポンプープローブ反射分光により、モット絶縁体である銅酸化物において高速のスピンダイナミクスを検出することに成功しました。
T. Miyamoto et al., Nature Communications 9, 3948:1-7 (2018)

2018-09 テラヘルツ電場パルスによる有機強相関系の電子状態制御のレビューが出版されました。
T. Miyamoto, H. Yamakawa, T. Morimoto, and H.Okamoto, J. Phys. B: At. Mol. Opt. Phys 51, 162001:1-32(2018)

2017-11 チタンサファイアレーザーを波長変換することにより、位相制御された中赤外フェムト秒パルスの発生に成功しました。
T. Morimoto, N. Sono, et al., APEX 10, 122701 (2017)

2017-08 高強度テラヘルツ電場パルスを使って、モット絶縁体である分子性結晶を金属に高速に転換することに成功しました。
H. Yamakawa, T. Miyamoto, et al., Nature Materials 16,1100-1105 (2017)

2017-03 水素結合型有機強誘電体クロコン酸において、光による分極の高速制御に成功しました。
K. Iwano, T. Miyamoto, et al., Phys. Rev. Lett. 118, 107404:1-5 (2017))

2017-03 高強度テラヘルツ電場パルスを使って、常誘電体である分子性結晶を強誘電体に高速に転換することに成功しました。 T. Morimoto et al., Phys. Rev. Lett. 118, 107602 (2017)

2016-07 光ポンプ-テラヘルツプローブ分光を用い、光触媒である半導体アナターゼTiO2において、キャリアの散乱確率に顕著な周波数依存性が存在することを見出しました。 その起源が、Ti-O伸縮モードに関係したフォノン散乱であることを明らかにしました。
Y. Matsui, T. Terashige, et al., Phys. Rev. B 94, 041113(R):1-5 (2016)

2016-06 室温でフェリ磁性を示す絶縁体LiFe5O8 において、フェムト秒レーザー励起高速磁化変調によるテラヘルツ波発生の観測と テラヘルツ発生を利用した磁気ドメインの可視化手法を新たに開発しました。
Y. Kinoshita et al., ACS Photonics 3,1170-1175 (2016)

2016-02 ペロブスカイト型マンガン酸化物Pr0.6Ca0.4MnO3において、第一パルス励起を行って異方性を抑制することにより、 第二パルス励起による電荷秩序状態の光融解を高効率的に引き起こすことができることを明らかにしました。 H. Yada et al., Phys. Rev. Lett. 116, 076402:1-5 (2016)

2016-02 テラヘルツ電場パルスを用いることによって、電荷秩序系有機分子結晶α-(ET)2I3の強誘電分極の方向を決定するとともに、その強誘電性の起源を明らかにしました。
H. Yamakawa et al., Sci. Rep. 6, 20571:1-10 (2016)

2015-06 代表的な半導体であるシリコンに光ポンプ-テラヘルツプローブ分光を適用し、 電子と正孔の相互作用による光キャリア散乱確率を初めて定量的に評価しました。また、その散乱機構を解明しました。
T. Terashige et al., Phys. Rev. B 91, 241201(R):1-5 (2015)

2015-02 一次元モット絶縁体である銅酸化物をフェムト秒パルス光で励起すると、瞬時に金属化が起こること、 引き続いて、光キャリアが格子緩和により高速に局在化することを明らかにしました。
H. Matsuzaki et al., Phys. Rev. B 91, 081114(R):1-5 (2015)

2014-10 広帯域の光ポンプ-テラヘルツプローブ分光法を用いることによって、有機半導体ルブレン単結晶において、 光キャリアがドルーデ応答を示すこと、また、分子揺らぎによる後方散乱効果を受けることを明らかにしました。 H. Yada, R. Uchida, T. Terashige, et al., Appl. Phys. Lett. 105, 143302:1-5 (2014)

2014-07 室温有機強誘電体クロコン酸にフェムト秒レーザーを照射すると高効率なテラヘルツ電磁波が発生することを見出しました。 また、発生したテラヘルツ電磁波を利用した新しい強誘電ドメイン可視化法を開発しました。 M. Sotome et al., Appl. Phys. Lett. 105, 041101:1-5 (2014)

2014-08 一次元モット絶縁体である臭素架橋パラジウム錯体において、励起光子エネルギーを変えることで金属への光誘起相転移と電荷密度波状態への光誘起相転移の両者を実現することに成功しました。
H. Matsuzaki et al., Phys. Rev. Lett. 113, 096403:1-6 (2014)

2013-10 量子常誘電体において、光励起による双極子モーメントの発生を利用して強誘電的なドメインを過渡的に生成することに成功しました。 T. Miyamotoet al., Phys. Rev. Lett. 111, 187801:1-5 (2013)

2013-10 テラヘルツ波を用いることによって電子型誘電体の強誘電分極の超高速制御に世界で初めて成功しました。 T. Miyamoto et al., Nature Commun. 4, 2586:1-9 (2013)

2013-04 有機強誘電体クロコン酸の二次非線形感受率を定量的に評価し、その大きな光学非線形性の機構を解明しました。 R. Sawada et al., Appl. Phys. Lett. 102, 162901:1-4(2013)

2013-03 銅酸化物La2-xSrxCuO4の フェルミ準位がキャリアドーピング量によって特徴的なシフトを示すことを明らかにしました。 B.-S. Li et al., Appl. Phys. Lett. 102, 111606:1-4(2013)

2013-03 有機トランジスタのキャリアのバンド伝導を赤外分光によって検出することに成功しました。 Uchida et al., Appl. Phys. Lett.102, 093301:1-5 (2013)

2013-03 一次元モット絶縁体の三次非線形光学効果を利用したテラヘルツ波励起による超高速光スイッチに初めて成功しました。 H. Yada, T. Miyamoto et al., Appl. Phys. Lett.102, 091104:1-4 (2013)

2013-01 岡本先生がEditorをされたハロゲン架橋金属錯体の著書 “Material Designs and New Physical Properties in MX- and MMX-Chain Compounds” が出版されました.


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